木造アパートで重要な「界壁」とは?

みなさんこんにちは。
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― 安全性・遮音性を守る見えない大切な構造 ―
アパートや長屋住宅などの集合住宅において、住戸と住戸の間に設けられる「界壁(かいへき)」は、建物の安全性と居住性を左右する非常に重要な部分です。
普段の生活では目にすることはありませんが、
・火災時の延焼を防ぐ「防火性能」
・隣室の生活音を軽減する「遮音性能」
という大きな役割を担っています。
今回は、当社で採用している界壁仕様の一例として、
・石膏ボード 12.5mm 二重張り
・壁内部 ロックウール 50mm充填
という構成について解説します。

【写真①:界壁図解】
界壁の基本構造
界壁は、一般的な室内間仕切り壁とは異なり、法律上も性能が求められる「準耐火構造」となるケースが多い部分です。
今回の仕様では、壁の両側に石膏ボードを二重張りし、内部に断熱材(ロックウール)を充填する構成となっています。
石膏ボードは耐火性能に優れた建材であり、火災時には内部の結晶水が熱を吸収することで、延焼を遅らせる効果があります。

【写真②:石膏ボード施工状況】
石膏ボードを二重にする理由
「なぜ石膏ボードを2枚も貼るの?」と疑問に思われる方も多いですが、理由は主に2つあります。
① 防火性能の向上
厚みが増えることで、火が隣室へ到達するまでの時間を長くできます。
② 遮音性能の向上
壁の重量が増えるほど音は伝わりにくくなります。
集合住宅では「重量」と「層構造」が遮音性能の大きなポイントとなるため、二重張りは非常に合理的な施工方法です。
壁内部にロックウールを充填する理由
界壁の内部には厚さ50mmのロックウールを隙間なく充填しています。
ロックウールには次のような特徴があります。
・不燃材料である(燃えない)
・音を吸収しやすい
・経年劣化が少ない
・湿気の影響を受けにくい
特に遮音性能においては、内部に繊維系材料を入れることで「音の反響」を抑え、壁全体の性能を向上させる効果があります。

【写真③:ロックウール充填状況】
見えない部分こそ建物の価値を決める
住宅やアパートは、内装デザインや設備に目が行きがちですが、本当に重要なのは「構造」と「見えない部分の品質」です。
界壁はまさにその代表例です。
・入居者様の安心
・オーナー様の資産価値
・建物の長期的な信頼性
これらを守るために、適切な仕様と確実な施工が欠かせません。
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可児店/営業工務/YAMAOKA
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